ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)の停戦状況に関して「イドリブ県に関するアンカラと我々の合意は完全には履行されておらず、モスクワとダマスカスは懸念を強めている」と述べた。
ペスコフ報道官はまた、「トルコ当局は、トルコが依然としてイドリブ県の状況を掌握していることの保障を与えてはいる」と付言し、トルコに反体制派の活動を規制するよう暗に求めた。
一方、シリア北東部ユーフラテス川以東地域へのトルコの侵攻の可能性について、「シリア領内でのトルコのいかなる軍事作戦も、この国(シリアの)国土統一を守るものでなければならない…。トルコはアダナ合意によって、国境地帯でテロリストに対する小規模な作戦を行う権利を有している…。重要なのは、こうした作戦が国境地帯にいかなる形態の分離政体を生み出さないことだ」と述べた。
インターファクス通信(1月27日付)が伝えた。
AFP, January 27, 2019、ANHA, January 27, 2019、AP, January 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2019、al-Hayat, January 28, 2019、Interfax, January 28, 2019、Reuters, January 27, 2019、SANA, January 27, 2019、UPI, January 27, 2019などをもとに作成。
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