YPG主体のシリア民主軍は住民や戦闘員の家族の退去完了を受けて、ダーイシュ最後の支配地バーグーズ村への総攻撃を開始(2019年3月1日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月1日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村からの住民、戦闘員、そしてその家族の退去が完了したのを受けて、18時00分に「テロ撲滅の戦い」最終段階に入り、総攻撃を開始した。

バーグーズ村に留まっていた住民らは、シリア民主軍の特殊部隊が用意した貨物車輌に分乗し、バーグーズ村を後にした。

そのなかには、外国人を含むダーイシュ戦闘員とその家族数が含まれているという。

このほか、ANHAによると、シリア民主軍は、イラクのシンジャール郡出身のヤズィード教徒の少年1人をバーグーズ村で新たに解放した。

AFP, March 1, 2019、ANHA, March 1, 2019、AP, March 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 1, 2019、SANA, March 1, 2019、UPI, March 1, 2019などをもとに作成。

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