Categories: 諸外国の動き

米国務省副報道官はシリア政府がロシアとともに派遣を決定した「人道移送団」を拒否(2019年3月2日)

米国務省のロバート・パラディーノ副報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/statedeputyspox)で、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで暮らすシリア難民を帰国させるためにシリア政府がロシアとともに派遣を決定した「人道移送団」を拒否する意思を示した。

パラディーノ副報道官のツイートは以下の通り:

「米国は、防護基準に沿い、すべての当事者と連携して、ルクバーンの問題を恒久的に解決するとした国連の呼びかけを支持している。ロシアの一方的なイニシアチブは、国連や域内当事者と連携しておらず、こうした基準をみたさない」。

「米国と国連は、退去を希望する人々の安全で、自発的で、通告された退去に向けた連携努力を行う用意がある」。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts