ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はKUNA(3月3日付)のインタビューに応じ、そのなかで、トルコに対して、2018年9月にソチでの首脳会談で交わされたイドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンでの非武装地帯設置にかかる合意を遵守するよう求めるとともに、「停戦を口実にテロ組織の存在」を強化しないよう警告した。
ラブロフ外務大臣は「我々ははトルコに2018年9月17日に調印されたイドリブ県の緊張緩和地帯事態収拾にかかる覚書を遵守するよう求める…。この合意はイドリブ県を非武装地帯に宣言し、すべての急進派を排除し、重火器を撤去すると定めているが、まだ完全に履行されていない…。トルコと合意した停戦を口実にして、テロの存在が強化されないことが重要だ」と述べた。
一方、ダーイシュ(イスラーム国)については、シリア国内で安定が実現し、ダーイシュが根絶されたとはいえ、テロが最終的に消滅したと言うのは時期尚早だと述べ、「急進派のスリーパー・セルを無力化するために大いなる努力を行う必要がある」と強調した。
KUNA(3月2日付)が伝えた。
AFP, March 3, 2019、ANHA, March 3, 2019、AP, March 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2019、al-Hayat, March 4, 2019、KUNA, March 3, 2019、Reuters, March 3, 2019、SANA, March 3, 2019、UPI, March 3, 2019などをもとに作成。
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