アレッポ県のトルコ占領地とシリア政府支配地域を結ぶ通商路が開通、経済活性化に期待(2019年3月19日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月19日付)によると、トルコの支援を受ける国民軍が、県北西部のジャラーブルス市一帯およびバーブ市一帯からなるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域と、バーブ市南方一帯に伸びるシリア政府支配地域を結ぶ通行所を新たに設置した。

アブー・ザンディーン村に開設された通商路により、両地域の商品の輸送や人の往来が可能となる。

これによって、「ユーフラテスの盾」地域から北・東シリア自治局が支配するマンビジュ市への移動が1時間短縮されるという。

また国民軍第2軍団に所属する第211旅団のアブー・ワリードを名のる司令官は、ドゥラル・シャーミーヤに対して、アブー・ザンディーン通行所開設によって、「ユーフラテスの盾」地域の経済、とりわけ農業生産や農産物の流通・販売の活性化が期待できるとしている。

AFP, March 19, 2019、ANHA, March 19, 2019、AP, March 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2019、al-Hayat, March 20, 2019、Reuters, March 19, 2019、SANA, March 19, 2019、UPI, March 19, 2019などをもとに作成。

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