イドリブ市で2度にわたり爆発が起き、シャーム解放機構メンバー多数と、同組織に自治を委託されているシリア救国内閣幹部が重傷(2019年3月22日)

イドリブ県では、ANHA(3月22日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ市内で2回にわたり爆発が発生し、シャーム解放機構のメンバーが多数負傷した。

1度目の爆発は、フッラ交差点でシャーム解放機構のメンバーが乗った車を狙ったもので、乗っていたメンバー全員が重傷を負った。

2度目の爆発は、1度目の爆発の直後に、シャーム解放機構が反体制派支配地域の自治を委託しているシリア救国内閣の法務大臣を務めるムハンマド・カブカブジー氏が乗った車を狙って発生、カブカブジー氏は重傷を負って、トルコに搬送された。

AFP, March 22, 2019、ANHA, March 22, 2019、AP, March 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2019、al-Hayat, March 23, 2019、Reuters, March 22, 2019、SANA, March 22, 2019、UPI, March 22, 2019などをもとに作成。

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