ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月30日付)を公開し、3月29日に難民866人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは223人(うち女性67人、子供113人)、ヨルダンから帰国したのは643人(うち女性193人、子供328人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は172,463人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者62,390人(うち女性18,859人、子ども31,739人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者110,073人(うち女性33,048人、子ども56,125人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 401,743人(うち女性120,565人、子供204,786人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。
一方、国内避難民93人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは31人(うち女性15人、子供9人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは42人(うち女性18人、子供10人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは20人(うち女性4人、子供8人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は14,842人(うち女性5,048人、子供6,386人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,283,438人(うち女性387,607人、子供650,152人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, March 30, 2019をもとに作成。
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