ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月9日付)を公開し、4月8日に難民1,040人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは322人(うち女性97人、子供164人)、ヨルダンから帰国したのは718人(うち女性215人、子供366人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は182,710人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者64,984人(うち女性19,639人、子ども33,062人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者117,726人(うち女性35,344人、子ども60,028人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 411,990人(うち女性123,641人、子供210,012人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。
一方、国内避難民47人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは32人(うち女性13人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは13人(うち女性2人、子供9人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは2人(うち子供1人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,996人(うち女性5,671人、子供7,281人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,285,639人(うち女性388,245人、子供651,068人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, April 9, 2019をもとに作成。
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