シリア軍はシャーム解放機構支配下のイドリブ県各所を砲撃する一方、シャーム解放機構はホワイト・ヘルメットとともに化学兵器使用を準備か(2019年4月23日)

イドリブ県では、SANA(4月23日付)によると、シリア軍がジャルジャナーズ町、ハーン・シャイフーン市、タフターヤー村、アブー・フッバ村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月23日付)によると、ハーン・シャイフーン市に対するシリア軍の砲撃で、子供5人を含む住民6人が死亡した。

SANAはまた、複数の消息筋の話として、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構とホワイト・ヘルメットが、イドリブ県で新たな化学兵器攻撃を準備していると伝えた。

同消息筋によると、両組織を含む反体制武装集団は、マアッラト・ヌウマーン市近郊のジャルジャナーズ町で、シリア軍による化学兵器攻撃を偽装しようとしているという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を25件(アレッポ県21件、イドリブ県3件、ハマー県1件)確認した。

AFP, April 23, 2019、ANHA, April 23, 2019、AP, April 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2019、al-Hayat, April 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 23, 2019、Reuters, April 23, 2019、SANA, April 23, 2019、UPI, April 23, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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