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シリア人権監視団は2011年3月から13年12月1日にかけての紛争による死者数を発表した。
それによると、死者総数は12万5,835人で、うち民間人は4万4,381人(うち子供が6,627人、女性が4,454人、武装した民間人が1万9,254人)、反体制武装集団戦闘員は2万7,746人、軍・親政権武装集団戦闘員は5万927人(うち軍兵士が3万1,174人、国防隊戦闘員が1万9,256人)、離反兵は2,221人、外国人戦闘員は6,261人(うちヒズブッラー戦闘員が232人、親政権の外国人戦闘員が265人)、身元不明者2,781人。
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『ハヤート』(12月3日付)は、信頼できる複数の消息筋の話として、シリア革命反体制勢力国民連立幹部が、ジュネーブ2会議の使節団選定などを協議するため、民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア国家建設潮流、イスラーム戦線と連絡をとっており、ロバート・フォード駐シリア米大使も、イスタンブールで数日前にシリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表と会談し、反体制勢力間の協力を求めたと報じた。
なお、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は、シリア革命反体制勢力国民連立に対して、12月27日までにジュネーブ2会議に参加する使節団を選定するよう求めている。
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民主的変革諸勢力国民調整委員会メンバーのアブドゥルマジード・マンジューナ弁護士は声明を出し、「シリア国民連立は自分自身ではなく、11カ国(シリアの友連絡グループ)の諜報機関の命令で決定に従って決定を下していることは周知」(11月30日)との発言に関して、自身の見解ではなく、カマール・ルブワーニー氏、サミール・ナッシャール氏がこれまで繰り返し述べてきた内容だと釈明した。
外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を送り、そのなかで、ダマスカス郊外県マアルーラー市を「タクフィール主義テロリスト」が襲撃し、教会や民家などに対して破壊行為を行っていると報告し、国際社会によるテロとの戦いを徹底するよう求めた。
ダマスカス郊外県では、AFP(12月2日付)によると、マアルーラー市旧市街の大部分を占拠し、市の中心部に進軍するシャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団が、爆弾をくくりつけたタイヤを高台から軍検問所などに向けて転がし爆破させ、軍が後退を余儀なくされた。
これに関して、ヴァチカン放送局(12月2日付)は、駐シリア大使の話として、マアルーラー市でシリア人およびレバノン人修道女12人が、反体制武装集団によって聖タクラー修道院を追われ、ヤブルード市方面に連行されたと思われると報じた。
またSANA(12月2日付)は、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がマアルーラー市の聖タクラー教会に押し入り、破壊活動を行い、修道女や孤児を拉致したと報じた。
一方、軍はナブク市攻略を続け、同市西側の入り口を制圧、また同市に砲撃を加え、民間人2人、反体制武装集団の司令官1人と戦闘員1人が死亡した。
また軍は、ザバダーニー市を砲撃する一方、反体制武装集団はナブク市近郊のハルファー村にある軍拠点を攻撃した。
このほか、マルジュ・スルターン村一帯で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アブー・ファドル・アッバース旅団が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、反体制武装集団の戦闘員4人が死亡した。
他方、SANA(12月2日付)によると、ナブク市、ダイル・アティーヤ市郊外の農場、ヤブルード市、マアルーラー市、ダイル・サルマーン市、マルジュ・スルターン村、ダーライヤー市、ウタイバ村周辺、ハラスター市、アルバイン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またキスワ市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、火災が発生した。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が占拠する西サムダーニーヤ村、シャルキーヤ村、ムムティナ村、ウンム・バーティナ村、ムラッバアート村を軍が砲撃、迫撃砲弾1発がマジュダル・シャムス村にも着弾した。
一方、SANA(12月2日付)によると、軍が国防隊の支援のもと、西サムダーニーヤ村、ラスム・ブガール村、ラスム・シューラー村、アジュラフ村、ヒルバト・ウンム・イザーム村で反体制武装集団の掃討を完了し、同地の治安を回復した。
また軍は、ウンム・バーティナ村などで反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、「自由シリア軍」がナワー市東部のアブー・ヤービス丘、アブー・ラヒーヤ丘を制圧し、イズラア市と第61旅団基地の兵站線を遮断した。
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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(12月2日付)によると、マヤーディーン市から17キロ離れた砂漠地帯で、「自由シリア軍」の総合治安大隊が、後ろ手に縛られた遺体多数を発見した。
一方、SANA(12月2日付)によると、ダイル・ザウル市・ヒムス市街道沿いのカバージブ地方、ダイル・ザウル市・マヤーディーン市間の街道などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、SANA(12月2日付)によると、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ファジュル・イスラーム旅団、パレスチナ機械化中隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(12月2日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、カラービース地区、クスール地区、タラス村、タッルドゥー市、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤ村、ハーリディーヤ村周辺、キースィーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、SANA(12月2日付)によると、カーミシュリー市郊外のジャイラク地方で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(12月2日付)によると、アルバイド村、カフルハムラ村、アレッポ市カースティールー地区、ダイル・ハーフィル市東部、バーブ市・アレッポ市間の街道、マンスーラ村、キンディー大学病院周辺、アレッポ中央刑務所周辺、ハッダーディーン村、ハンダラート・キャンプで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
アレッポ市シャイフ・サイード地区に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退する一方、旧市街、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また、アレッポ市ブスターン・カスル地区を占拠する反体制武装集団がジャミーリーヤ地区を迫撃し、女性・子供8人を含む市民10人が死亡、数十人が負傷した。
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イドリブ県では、SANA(12月2日付)によると、タルナバ村、サルミーン市、タフタナーズ市、サラーキブ市、アイン・ラールーズ村、アーリヤ村、アブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、シュワイヤ村、マジャース村、マアッラト・ヌウマーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
一方、クッルナー・シュラカー(12月3日付)によると、ハザーヌー町にあるイスラーム軍の検問所をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が攻撃、戦闘により民間人1人とダーイシュの戦闘員2人が死亡した。
死亡した戦闘員はベルギー人とチュニジア人で、これ以外にも多数の外国人戦闘員が負傷したという。
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ハマー県では、SANA(12月2日付)によると、ドゥワイル・アクラード村一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊する一方、ハマー市内で爆弾が仕掛けられた車を反体制武装集団が爆発させ、子供3人が死亡した。
NNA(12月2日付)によると、レバノン軍は、シリア領からの武装車輌などの進入・通行を阻止するため、ベカーア県バアルベック郡アルサール地方、カーア地方の複数の道路をブルドーザー、バリゲードなどで封鎖した。
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ナハールネット(12月2日付)などによると、北部県トリポリ市バーブ・タッバーナ地区、ジャバル・ムフスィン地区で武装集団どうしの交戦が続き、7人が負傷した。
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NNA(12月2日付)によると、南部県サイダー市郊外のアイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプで、ジュンド・シャームのメンバー、アリー・アブーカマール氏がパレスチナ人(サアディー家)によって銃で撃たれ、負傷した。
化学兵器禁止機関(OPCW)の締結国会議がオランダのハーグで開幕した。会議は5日間の予定。
アフメト・ウズムジュ事務局長は、シリアの化学兵器廃棄に関して、「国連と連携し、大きく進展した。シリアは協力している」と述べるとともに、廃棄処理に必要な資金などの拠出を締結国に呼びかけた。
一方、OPCWと国連の合同派遣団の特別調整官であるスィグリッド・カーグ国連事務次長補は「非常に短い期間で多くの進展が成し遂げられたもの、より困難で複雑な活動が今後も行われる…。シリアの化学物質の国外への持ち出しと廃棄は大胆の集団的努力と大きな調整を必要とするだろう」と述べた。
締結国会議にシリア代表として出席したファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は「シリアは、自らの主権のもとに自発的に化学兵器禁止条約への加入を決定し、会議において初めて発言する」としたうえで、「シリアは、中東地域における大量破壊兵器を撤廃するという国際社会の責任に応えた」と強調し、化学兵器の全廃に向けて協力すると改めて述べた。
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米国防省報道官は、化学兵器廃棄機器を搭載した貨物船「MV Cape Ray」の配備を開始したことを明らかにした。
AFP(12月2日付)などが伝えた。
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国連のナビ・ピレイ人権高等弁務官はジュネーブで記者会見し、アサド大統領を含む政権幹部が戦争犯罪と人道に対する罪に関与したことを示す証拠を入手したと発表した。
ピレイ人権高等弁務官は、国連が実施した33か月に及ぶシリア内戦での人権侵害に関する調査により、「非常に重大な罪、戦争犯罪、人道に対する罪の証拠が大量に見つかった…その証拠は、国家元首を含む政府の最高位に責任があることを示している」と述べた。
また、ピレイ人権高等弁務官は、国連の調査委員会は、犯罪行為に及んだとみられる人物を列挙した名簿を作成したことを明らかにしたが、「名簿は信用できる捜査への提出要請がない限り非公開とする」と付言、説明責任を明確にするために、その捜査については国際刑事裁判所に一任すべきとの考えを示した。
AFP, December 2, 2013、al-Hayat, December 3, 2013、Kull-na Shuraka’, December 2, 2013, December 3, 2013、Naharnet, December 2, 2013、NNA, December 2, 2013、Reuters, December 2, 2013、Rihab News, December 2, 2013、SANA, December 2, 2013、UPI, December 2, 2013などをもとに作成。
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ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…