ロシア軍がシリアのアル=カーイダ支配下のハマー県、イドリブ県を爆撃し、住民10人が死亡(2019年4月26日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がタッル・フワーシュ村一帯を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月26日付)によると、この爆撃で住民7人が死亡、多数が負傷したという。

また、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室が、ガーブ平原のマシャーリーウ地区にあるシリア軍拠点を攻撃し、戦、シリア軍兵士少なくとも4人が死亡した。

「信者を煽れ」作戦司令室側にも死者が出たという。

これに対して、シリア軍はカルアト・マディーク町、ジスル・バイト・ラース村、フワイズ村、カルカート村、サフリーヤ村、ラハーヤー村を砲撃、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月26日付)によると、シリア軍がアンカーウィー村、フワイズ村、シャリーア村、カルアト・マディーク町、フワイジャ村、シャフルナーズ村、サハーブ村、タッル・フワーシュ村、ラターミナ町、カフルズィーター市にあるシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、イッザ大隊(イッザ軍)の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャイフ・イドリース村、カンスフラ村、マウザラ村を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月26日付)によると、ロシア軍はカフルナブル市、ジャバーラー村、ビダーマー町、アービディーン村一帯に対してもミサイル攻撃を行い、カフルナブル市では、住民3人が死亡、多数が負傷、ジャバーラー村では子供1人を含む3人が死亡したという。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がフワイン村、ザルズール村、ウンム・ハラーヒール村、シャフシャブー山一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(アレッポ県2件、ラタキア県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を32件(アレッポ県21件、ハマー県1件、イドリブ県7件、ラタキア県3件)確認した。

AFP, April 26, 2019、ANHA, April 26, 2019、AP, April 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2019、al-Hayat, April 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 26, 2019、Reuters, April 26, 2019、SANA, April 26, 2019、UPI, April 26, 2019などをもとに作成。

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