ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は一帯一路サミットで訪問中の中国の首都北京での記者会見でシリア情勢に言及、「シリアの反体制派はアサド政権が勝利したと見ており、こうした認識は正しく現実的だ」と述べた。
プーチン大統領は「しかし、この政府(アサド政権)は、制憲委員会に関して自らの主張を押しつけようとはしていない…。アサド大統領が制憲委員会の活動開始を妨害しているという嫌疑は根も葉もない…。アサド大統領がこの委員会の設置を免れようとしているなどと言う権利は誰にもない」としたうえで、「反体制派こそが妨害している」と強調した。
一方、「イドリブ県に対する包括的な攻撃は今は適切ではない」と述べ、「ロシアは反体制派とともに制憲委員会を設置するために行動する」と付言した。
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これに対して、国連主催のジュネーブ会議に参加する反体制派の最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表はツイッターのアカウントを通じて、「シリア政府は過去も未来も勝利することはない。ロシアの発言は、たとえそれが本当だとしても、非現実的で、何ら客観的でない」と反論した。
AFP, April 27, 2019、ANHA, April 27, 2019、AP, April 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2019、al-Hayat, April 28, 2019、Reuters, April 27, 2019、SANA, April 27, 2019、UPI, April 27, 2019などをもとに作成。
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