イスラエル司法当局が釈放を許可したシリア人捕虜2人が、UNDOFが管理するクナイトラ通行所を経由して、シリアに帰国した。
釈放されたは、ザイダーン・タウィール氏とアフマド・ハミース氏。
タウィール氏は1962年、ハーディル村(アレッポ県)生まれ。
2008年7月に麻薬密売容疑で逮捕され、有罪判決を受け、2019年7月に刑期を終える予定だった。
また、ハミース氏は、1984年、ダマスカス県ヤルムーク難民キャンプ生まれ。
イスラエル軍基地に潜入し、兵士に危害を加えようとしていたとして2005年4月に逮捕され、有罪判決を受け、2023年に刑期を終える予定だった。
2人は、イスラエル軍兵士ザハリア・バウメル氏の遺体回収(奪還)への見返りとして、釈放された。
バウメル氏は1982年のレバノン侵攻時のシリア軍との間で行われた「スルターン・ヤアクーブの戦い」で行方不明となったイスラエル軍兵士で、イスラエル軍は「ほろ苦い歌」と名づけられた作戦で、ロシアの仲介のもと、シリア国内に埋葬されていたとされる遺体を回収していた。
AFP, April 28, 2019、ANHA, April 28, 2019、AP, April 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 28, 2019、al-Hayat, April 29, 2019、Reuters, April 28, 2019、SANA, April 28, 2019、UPI, April 28, 2019などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…