ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月30日付)を公開し、4月29日に難民828人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは317人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは511人(うち女性153人、子供261人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は206,218人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者72,739人(うち女性21,873人、子ども36,854人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者133,479人(うち女性40,071人、子ども68,064人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 435,498人(うち女性130,697人、子供222,002人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。
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一方、国内避難民384人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは12人(うち女性2人、子供7人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは372人(うち女性79人、子供212人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は24,144人(うち女性7,651人、子供10,903人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,292,720人(うち女性390,200人、子供654,669人)となった。
なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した372人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は368人(うち女性79人、女性211人)だった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, April 30, 2019をもとに作成。
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