ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(5月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある同県の部族長や名士らが、カスラ村にあるダイル・ザウル民政評議会で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と緊急の会合を開き、26日から28日にかけて各所で発生した、抗議デモへの対応について協議した。
部族長と名士は会合で、シリア民主軍の代表に対して、72時間以内に抗議デモで訴えられた要求への回答がない場合、ゼネストを宣言し、抗議行動や道路封鎖を再開すると伝えたという。
会合が行われたカスラ村では住民が街頭に出て抗議デモを行い、シリア民主軍のイラクへの退去、シリア民主軍が拘束している逮捕者の釈放、住民への対応の改善、強制捜査の停止、地域住民の役割の強化と権限の移譲、シリア政府との断交、シリア政府支配地域への石油輸出停止、シリア政府関係者・工作員の新入阻止、生活・衛生・福祉の改善などを要求した。
AFP, May 1, 2019、ANHA, May 1, 2019、AP, May 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2019、Euphrates Post, May 1, 2019、al-Hayat, May 2, 2019、Reuters, May 1, 2019、SANA, May 1, 2019、UPI, May 1, 2019などをもとに作成。
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