シリア外務省は米国の支援を受けるYPG主体のシリア民主軍によるダイル・ザウル県での住民虐殺に抗議する書簡を国連に提出(2019年5月13日)

シリアの外務在外居住者省は国連事務総長と国連安保理議長宛に書簡を送り、ダイル・ザウル県のシュハイル村で5月9日に発生した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による住民「虐殺」について報告、米主導の有志連合の支援を受けたシリア民主軍が、国家への復帰を望むダイル・ザウル県の住民を従わせようと、数々の虐殺を繰り返していると非難した。

そのうえで、国連安保理に対して、米国をはじめとする一部西側諸国の支援を受けるこの民兵の敵対行為と裏切りを停止させるため、自らの責任を果たすよう呼びかけた。

北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県では、最近になって、シリア民主軍と米軍の退去や生活状況改善を求める抗議デモが頻発している。

デモでは、シリア政府への批判が行われることもあれば、国家への復帰が主唱される場合もある。

シリア民主軍はこうしたデモを強制排除している。

AFP, May 13, 2019、ANHA, May 13, 2019、AP, May 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2019、al-Hayat, May 14, 2019、Reuters, May 13, 2019、SANA, May 13, 2019、SOHR, May 14, 2019、UPI, May 13, 2019などをもとに作成。

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