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シリアのワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は記者会見で、「アサド大統領の演説を聞き、背を向けた友人たちは、自らの立場を再考せねばならない」と述べた。
ムアッリム外務在外居住者大臣は、西側諸国がシリアに「混乱と内乱を植え付けようとしている」としたうえで、EUの制裁が「シリア国民の生活を標的としており、戦争に等しい」と厳しく批判した。
また「我々は欧州が地図上にあることを忘れ、地中海連合のメンバーシップを凍結することを提言する」と述べる一方、ラフィーク・ハリーリー元首相暗殺事件後の西側諸国のバッシングに対抗して「東と南に目を向けてきたことで…孤立を打破した」のと同じように、現状を「克服」し得ると自信を示した。
そのうえでアサド大統領の演説に対する欧州諸国首脳の反応に関して、「なかには全文を読まないで反応した者もおり…、そのことは推し進めたい計略があることを示している」と「不快感」を示した。
ムアッリム外務在外居住者大臣はまた、シリア政府が「隣国トルコとのより良い関係を望んでおり…、数年にわたってアサド大統領がトルコとの戦略的・特権的関係構築のために指導してきた努力を無に帰したくない」と述べ、トルコ政府に、シリア情勢への対応を再考することを求めた。
このほかムアッリム外務在外居住者大臣は、イランやヒズブッラーの支援に関して「シリアが危機を克服するための政治的支援、アサド大統領が発表した改革への支援はあるが…、軍事的支援はない」と述べた。
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クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、ダマスカス県ラウダ地区のトルコ大使館前で、アサド政権支持者がレジェップ・タイイップ・エルドアン首相の姿勢に抗議するデモを行い、数十人が参加した。
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アサド大統領は、レバノン民主党のタラール・アルスラーン党首とダマスカスで会談した。
シリアの複数の人権活動家によると、治安部隊がダイル・ザウル市、タルトゥース市、ダマスカス県など複数の都市で逮捕を継続し、首都のダマスカス大学ではアサド政権の演説に反対してデモを行った「100人以上の学生」が逮捕された。
西側外交筋はAFP(6月22日付)に、EUがシリア政府への追加制裁を22日に正式に承認することに「加盟27カ国の専門家は原則合意した」と述べた。
追加制裁は、シリア政府高官4人、イラン政府高官3人、そしてデモ参加者への治安弾圧に関与したとする軍関係の企業4社の資産凍結、EU諸国内の渡航禁止を定めているという。
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国連の潘基文事務総長は、シリア大統領が改革実施やデモ参加者との対話を誓約したことに関して、「彼の発言には、言及に値するだけの信用がない。なぜなら状況は悪化し続けている。いつまでこのような状況は続くのか?」と述べた。
また「彼は、具体的措置をとるべきだ…。重要なのは、自らが宣言した諸措置を国民との包括的・建設的対話へと導くことだ」と続けた。
潘事務総長は、アサド大統領との電話会談を常に試み、「改革と現状にどのように支援できるか」を協議しようとしていると述べた。
そのうえでシリア政府が、シリアの現状を評価するための人権委員会の調査団や人権チームの訪問を許可する必要があると改めて強調した。
潘事務総長はまた、アラブ世界の指導者たちに「一般的自由、政治改革、民主主義強化のための包括的・建設的対話の開始」を呼びかけた。
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フランス外務省はシリア政府が「盲目的暴力の論理」に従って行動していると批判した。
AFP, June 22, 2011、Akhbar al-Sharq, June 22, 2011、June 23, 2011、al-Hayat, June 23, 2011、Kull-na Shuraka’, June 22, 2011、Naharnet, June 22, 2011、Reuters,
June 22, 2011、SANA, June 22, 2011などをもとに作成。
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