ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月3日付)を公開し、6月2日に難民2,650人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは620人(うち女性186人、子供316人)、ヨルダンから帰国したのは2,030人(うち女性609人、子供1,035人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は264,085人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者85,356人(うち女性25,758人、子ども43,449人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者160,729人(うち女性48,248人、子ども81,959人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 475,365人(うち女性142,664人、子供242,330人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。
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一方、国内避難民14人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは11人(うち女性4人、子供5人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,489人(うち女性9,555人、子供13,994人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,085人(うち女性387,482人、子供650,058人)となった。
なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した202人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は202人だった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, June 3, 2019をもとに作成。
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