ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月13日付)を公開し、6月12日に難民1,122人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは345人(うち女性103人、子供176人)、ヨルダンから帰国したのは777人(うち女性233人、子供396人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は259,538人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者88,714人(うち女性26,767人、子ども45,163人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者170,824人(うち女性51,278人、子ども87,107人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 488,818人(うち女性146,703人、子供249,192人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。
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一方、国内避難民822人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは14人(うち女性5人、子供7人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは808人(うち女性270人、子供416人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は44,736人(うち女性14,413人、子供20,398人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,954人(うち女性392,126人、子供657,774人)となった。
なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した808人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は808人だった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, June 13, 2019をもとに作成。
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