ハマー県北部にあるトルコ軍監視所がシリア軍の砲撃を受け、トルコ軍が応戦。ロシアはトルコ軍の応戦を厳しく非難するとともに、シリア軍に応戦しないよう要請(2019年6月16日)

トルコ国防省は声明を出し、ハマー県北部のムーリク市近郊に設置されているトルコ軍の監視所(第9監視所)がシリア政府支配地域からの攻撃を受け、トルコ軍部隊が重火器で直ちに応戦したと発表した。

この攻撃による人的被害はなかったという。

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トルコ軍の反撃に関して、フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍のアレクサンドル・イヴァノフ報道官はテレグラムを通じてコメントを発表、「ハマー県郊外でトルコ軍が行った攻撃は受け入れられない」としたうえで、「トルコ側は、シリア軍による砲撃への嫌疑に基づいて、軍事的報復を行う前に、緊張緩和地帯にある(トルコ軍)監視所にまで攻撃が及んだことについて調査すべきだ」と批判した。

そのうえで「事態の収拾がなされ、シリア・トルコ両軍の戦闘が回避されるよう、うシリア軍に対して、この地域にあるトルコ軍の監視所に対して応戦しないよう指南した」と付言した。

AFP, June 16, 2019、ANHA, June 16, 2019、AP, June 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2019、al-Hayat, June 17, 2019、Reuters, June 16, 2019、SANA, June 16, 2019、SOHR, June 16, 2019、UPI, June 16, 2019などをもとに作成。

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