ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月24日付)を公開し、6月23日に難民1,554人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは364人(うち女性109人、子供185人)、ヨルダンから帰国したのは1,190人(うち女性357人、子供607人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は274,645人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者92,850人(うち女性28,008人、子ども47,273人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者181,795人(うち女性54,571人、子ども92,704人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 503,925人(うち女性151,237人、子供256,899人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,576人(うち女性1,991,890人、子供3,386,212人)。
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一方、国内避難民4人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは4人(うち女性1人、子供1人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は44,740人(うち女性14,414人、子供20,399人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,300,549人(うち女性392,576人、子供658,471人)となった。
なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した4人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, June 24, 2019をもとに作成。
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