シリアの文化省古物博物館総局は声明を出し、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡にある遺跡、遺構が、トルコ軍やその支援を受ける反体制武装集団により破壊、略奪の対象となっていると懸念を表明し、略奪現場を撮影したとされる写真を公開したうえで、関連する国際機関、学術機関に対してこうした行為を停止させるよう呼びかけた。
声明によると、トルコ軍と反体制武装集団は、アフリーン郡内の丘陵遺跡を重機で掘り起こし、遺物や美術品を略奪している。
こうした行為は、タッル・ブルジュ・アブダールー、タッル・アイン・ダーラ、タッル・ジンディールス、キュロス(ネビ・フリ)遺跡などで行われいるという。
公開された写真は、紀元前1000年頃の古代ローマの稀少な彫像だという。
SANA(7月10日付)が伝えた。
AFP, July 10, 2019、ANHA, July 10, 2019、AP, July 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2019、Reuters, July 10, 2019、SANA, July 10, 2019、SOHR, July 10, 2019、UPI, July 10, 2019などをもとに作成。
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