ハサカ市内で爆発が発生し民間人に負傷者が出る一方、ダーイシュはダイル・ザウル県で有志連合とシリア民主軍の空挺作戦を迎撃し、複数の兵士を殺害したと発表(2019年7月17日)

ハサカ県では、SANA(7月17日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるハサカ市のグワイラーン地区で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、民間人2人が負傷した。

ANHA(7月17日付)によると、負傷した民間人は3人。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(7月17日付)によると、負傷者は人民防衛隊(YPG)の隊員だという。

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ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月17日付)によると、県北部のカーリタ村に至る街道で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア民主軍兵士3人が死亡、複数が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(7月17日付)によると、ダーイシュの幹部を拘束することを目的として、トゥカイヒー村に対する降下作戦を行った米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して、ダーイシュが応戦し、複数の兵士を殺害した。

AFP, July 17, 2019、ANHA, July 17, 2019、AP, July 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2019、Reuters, July 17, 2019、SANA, July 17, 2019、SOHR, July 17, 2019、UPI, July 17, 2019などをもとに作成。

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