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トルコ軍がタッル・アブヤド市(ラッカ県)に部隊を増派し、航空機による偵察活動を行うなか、フルシ国防大臣は参謀総長、陸海空軍司令官を連れ、ハタイ県の国境地帯の基地を緊急視察(2019年7月18日)

ANHA(7月18日付)は、ラッカ県タッル・アブヤド(ギレ・スピ)市に面する国境地帯(シャンルウルファ県アクチャカレ市)にトルコ軍が17日夜、7輌の軍用車輌からなる増援部隊を派遣したと伝えた。

派遣された増援部隊は、タッル・アブヤド市西部および東部の農村地帯に面する国境地帯に展開したという。

また、ANHAによると、トルコ軍の偵察機3機が18日夜、タッル・アブヤド市上空に飛来した。

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トルコのフルシ・アカル国防大臣は、ハタイ県のシリア国境近くに配置されているトルコ軍基地を緊急視察した。


視察には、ヤシャル・ギュレル参謀総長参謀総長、ウミト・ドゥンガル陸軍司令官、アドナン・オズバル海軍司令官、ハサン・クジュカクユズ空軍司令官が同行した。

アナトリア通信(7月18日付)によると、アカル国防大臣ら一行は、シリア国境地帯に展開するトルコ軍司令官らと面談し、同地での任務についての説明を受けた。

AFP, July 18, 2019、Anadolu Ajansı, July 18, 2019、ANHA, July 18, 2019、AP, July 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 18, 2019、Reuters, July 18, 2019、SANA, July 18, 2019、SOHR, July 18, 2019、UPI, July 18, 2019などをもとに作成。

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