ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月31日付)を公開し、8月30日に難民2,148人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは960人(うち女性288人、子供490人)、ヨルダンから帰国したのは1,188人(うち女性356人、子供606人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は379,355人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者120,378人(うち女性36,270人、子ども61,319人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者258,977人(うち女性77,727人、子ども132,066人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
45カ国で難民登録したシリア人の数は6,648,041人(うち女性1,994,412人、子供3,390,501人)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 608,635人(うち女性182,655人、子供310,307人)となった。
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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所を経由して帰還した2人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,282人(うち女性10,924人、子供16,200人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,303,878人(うち女性393,483人、子供659,966人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2019をもとに作成。
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