イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルキーン市でシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に支持を表明するデモが行われた。
デモには、数十人が参加、車に乗ってシャーム解放機構の旗を掲げ、4日晩まで市内を巡回した。
複数の住民によると、デモに参加したのは、シャーム解放機構の治安機関のメンバーと一部住民だという。
サルキーン市はシャーム解放機構の行政、経済の拠点と目されている。
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シリア人権監視団はまた、1日と2日のサラーキブ市などでのデモで、シャーム解放機構のムハンマド・アブー・ジャウラーニー指導者やトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を非難するシュプレヒコールを連呼した参加者多数が、反体制諸派の治安機関から直接の脅迫を受けていることを明らかにした。
デモ参加者は、ジャウラーニー指導者やエルドアン大統領を「カエル」「体制の手先」「米国の手先」などと罵倒していたという。
また、カッリー町でのデモで、エルドアン大統領の写真を焼いた若者がビデオ声明を出し、トルコの指導部と国民に謝罪、シリア難民を受け入れているトルコに謝意を示した。
この若者はビデオで、意図せず写真を焼いてしまったと説明、体制(アサド政権)の手先がデモ参加者の熱意や怒りの感情を利用していると弁明した。
AFP, September 5, 2019、ANHA, September 5, 2019、AP, September 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2019、Reuters, September 5, 2019、SANA, September 5, 2019、SOHR, September 5, 2019、UPI, September 5, 2019などをもとに作成。
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