イドリブ県、アレッポ県西部および北部の反体制派支配地域(緊張緩和地帯、「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの縦」地域)で、アサド政権打倒、革命諸派支援を訴えるとともに、戦闘停止に向けて国際社会の介入を求めるデモが行われ、数千人が参加した。
スマート・ニュース(9月6日付)、オリエント・ニュース(9月6日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(9月6日付)によると、デモが行われたのは、イドリブ県イドリブ市(約2,000人が参加)、サルマダー市(約500人が参加)、マアッラト・ヌウマーン市(数十人が参加)、カフルタハーリーム町(数百人が参加)など。
また、「オリーブの枝」地域の拠点都市であるアアザーズ市、アルシャーフ村、バーブ・サラーマ国境通行所近くでも、「緑のイドリブは革命の懐」と銘打った連帯デモが行われた。
デモでは、アサド政権打倒だけでなく、シャーム解放機構、人民防衛隊(YPG)に反対するプラカードが掲げられ、シュプレヒコールが連呼された。
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スマート・ニュース(9月6日付)によると、約2,000人が参加したイドリブ市でのデモでは、シャーム解放機構の支持者が黒旗を掲げて参加し、アサド政権打倒、ソチ・アスタナ両会議拒否を訴えようとしたが、デモ参加者は彼らを排除した。
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一方、スマート・ニュース(9月6日付)によると、シャーム解放機構はイドリブ県バーブ・ハワー通行所を封鎖した。
シャーム解放機構は同通行所に至る街道にコンクリート製のブロックを置くとともに、通行所の旧広場から5キロの地点に検問所を設置、住民らの往来を禁止するとともに、厳戒態勢を敷いた。
この治安措置は、8月30日に同地とアティマ国境通行所でシリア・ロシア両軍による民間人への爆撃に抗議するデモで、一部が暴徒化し、トルコ領内に進入するなどしたことを受けたもので、同様のデモが6日(金曜日)の集団礼拝後に発生するのを阻止するのが目的だという。
シャーム解放機構はまた、アティマ国境通行所にいたる街道にも複数の検問所を設け、デモ発生を阻止した。
AFP, September 6, 2019、ANHA, September 6, 2019、AP, September 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2019、Reuters, September 6, 2019、SANA, September 6, 2019、SOHR, September 6, 2019、UPI, September 6, 2019などをもとに作成。
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