トルコの支援を受ける国民解放戦線を主導する武装集団の一つでアル=カーイダの系譜を組むシャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官(兼国民解放戦線司令評議会メンバー)は音声声明を出し、23日に発足が宣言された憲法委員会を拒否する姿勢を明示した。
バーシャー総司令官は「革命は憲法の改正や政府の改編などのために1日たりとも行われていない…。自由、尊厳、シリアの民にふさわしい未来を建設する新世代の創出のために革命は始まった」と主張した。
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同じく、国民解放戦線に所属するシャームの鷹旅団のアフマド・シャイフ(アブー・イーサー)司令官も声明を出し「犯罪集団のもとで憲法などない…。体制打倒以外の選択肢はない」とのべ、制憲委員会への拒否の姿勢を示した。
シャイフ司令官は「圧制者は憲法を尊重などしない…。彼らが自らが高らかに謳う成文化された憲法のもとで行動していたのなら、彼らに対して正義を訴える者の権利を虐げなかったろう…。だが、適用されず、実施されない憲法なのだ。憲法のもとで不正と抑圧を行う犯罪者どもにとって、現実離れしたロマンチックな書物以外の何ものでもないのだ」と非難した。
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さらに、国民解放戦線報道官で戦線に所属するヌールッディーン・ザンキー運動報道官でもあるアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク氏はツイッターのアカウント(https://twitter.com/abdulslamabdul7/)、憲法委員会が「国民の権利を踏みにじり、犯罪殺人者バッシャールの罪を清算し、シリアの未来におけるパートナーとして奴を受け入れるためのものだ」と非難した。
アブドゥッラッザーク司令官は「制憲委員会は良くて、憲法を改正し、政権に正統性を与えて、占領下での次期選挙に参加させられるだけだ」と批判した。
AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。
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