シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから26日目(爆撃を激化させてから147日目)を迎えた9月26日、シリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」による爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。
シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より5人(民間人0人、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員2人?)多い4,160人となった。
内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,414人、反体制武装集団戦闘員1,677人。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がザンマール町一帯で新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラースディーン機構と交戦、同地を砲撃した。
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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月26日付)によると、トルコ軍の兵員輸送車11台を含む14台の車輌からなる車列が、カフルルースィーン村に設置された国境通行所を経由し、シリア領内に進入、トルコ軍部隊が留め置かれているマアッルハッタート村に向かった。
AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。
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