反体制派が支配するイドリブ県、アレッポ県北部で制憲委員会(憲法委員会)の設置を拒否するデモが発生(2019年9月27日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月27日付)によると、イドリブ市、マアッラト・ヌウマーン市、サルマダー市、カフルタハーリーム町、カッリー町、ミシュミシャーン村で金曜日の集団礼拝後に政権打倒やロシアやイランの排除を求めるデモが発生した。

デモは「制憲委員会(憲法委員会)はアサドに正統性を与える革命への裏切りだ」と銘打たれ、制憲委員会の設置にも拒否の姿勢を示した。

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アレッポ県では、スマート・ニュース(9月27日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ・サラーマ国境通行所近くで、制憲委員会(憲法委員会)の設置に抗議するデモが行われ、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市からの避難民ら約300人が参加した。

同様のデモはいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のジャラーブルス市、バーブ市、バッザーア村、などでも発生し、アサド政権の打倒、自由シリア軍による北・東シリア自治局支配地域の制圧、革命継続、エジプトでのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領退陣要求デモとの連帯が求められた。

AFP, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SMART News, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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