ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月28日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、アサド大統領の甥のイウティマード・アサド氏の民兵がラタキア市内で軍事情報局と衝突、撃ち合いになった。
衝突は、当局が市内で麻薬売買やギャンブル撲滅に向けた取り締まり活動を行っていることにイウティマード氏の民兵が腹を立てたことに端を発していたという。
同消息筋によると、軍事情報局の隊員がラタキア市ズィラーア地区にあるイウティマード氏が所有する娯楽施設(カフェ、ギャンブル場など)に対して強制捜査を行おうとしたところ、守衛やイウティマード氏の護衛らが抵抗し、衝突に発展したという。
なお、別の治安部隊は最近になってオートストラード・サウラ沿いのカフェに対する強制捜査を行い、15万米ドルを押収している。
このカフェはイウティマード氏の息子のアリー氏が運営していた。
なお、イウティマード氏、息子のアリー氏のほかにも、娘のサーラ氏(夫はシリア軍の派勇・案マール准将)は不動産、自動車販売などのビジネスを幅広く手がけており、「アサド家最強の女性の一人」と目されている。
AFP, September 28, 2019、ANHA, September 28, 2019、AP, September 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2019、Reuters, September 28, 2019、SANA, September 28, 2019、SOHR, September 28, 2019、UPI, September 28, 2019などをもとに作成。
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