イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、県東部のバリーサ村、タッル・アガル村東部にある新興のアル=カーイダ系組織のフッラースディーン機構の拠点を砲撃、少なくとも戦闘員9人(うちフッラースディーン戦闘員は6人)を殺害、8人を負傷させた。
ロシア軍が爆撃を行うのは22日ぶり。
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また、シリア軍地上部隊がイフスィム町、シャイム・ムスタファー村、ラカーヤー村、トゥラムラー村、カルサア村、ナキール村、カフルサジュナ村、ハザーリーン村を砲撃した。
一方、SANA(10月5日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が、アブー・ズフール町に設置されている「人道回廊」への住民の接近阻止を続け、同回廊からシリア政府支配地域に脱出しようとする動きを妨害した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がガーブ平原のマシャーリーウ地区一帯のシリア軍拠点を砲撃した。
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ダルアー県では、HFL(10月5日付)によると、シリア政府と和解した反体制武装集団の一つの部族軍のフサイン・アワド司令官がキヒール村とタイバ町を結ぶ街道で何者かに殺害された。
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ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(10月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル氏南東の砂漠地帯でシリア軍の車列を襲撃し、兵士多数が死傷した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県7件、ラタキア県8件、アレッポ県8件、ハマー県6件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を29件(イドリブ県7件、ラタキア県5件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認した。
AFP, October 5, 2019、ANHA, October 5, 2019、AP, October 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2019、HFL, October 5, 2019、Jurf News, October 5, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 5, 2019、Reuters, October 5, 2019、SANA, October 5, 2019、SOHR, October 5, 2019、UPI, October 5, 2019などをもとに作成。
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