ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月10日付)を公開し、10月9日に難民1,231人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは322人(うち女性97人、子供164人)、ヨルダンから帰国したのは909人(うち女性273人、子供464人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は431,321人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者136,295人(うち女性41,270人、子ども69,810人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者295,026人(うち女性88,548人、子ども150,451人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
45カ国で難民登録したシリア人の数は6,655,584人(うち女性1,996,675人、子供3,394,348人)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 660,601人(うち女性198,476人、子供337,183人)となった。
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一方、国内避難民21人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは21人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所を経由して帰還した21人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,226人(うち女性11,217人、子供16,489人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,822人(うち女性393,776人、子供660,255人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, October 10, 2019をもとに作成。
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