トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)を欧州諸国が非難すれば、シリア難民を送り込むと述べ、欧州諸国を牽制した。
エルドアン大統領は、首都アンカラでの与党公正発展党(AKP)の議員との会合での演説で、「平和の泉」作戦はシリアの領土の一体性と政治統合を維持するのに資する」としたうえで、「EUが我々の作戦を植民地主義だと評し続けるのなら、我々は難民を送り込む…。あなた方が「平和の泉」作戦を占領だと言うのなら、我々がすることは非常に簡単だ。我々は我が国の国境を開放し、あなた方のもとに360万人の難民を送り込むだけだ」と述べた。
そのうえで「我々は、テロと戦うために開始した「平和の泉」作戦を批判することを決して認めない…。我々はクルド人同胞とではなく、テロ組織と戦っている。トルコはシリア領内で活動するおそらく唯一の正当な部隊だ」と強調した。
アナトリア通信(10月10日付)が伝えた。
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シリアの外務在外居住者省公式筋は、エルドアン大統領の発言に関して、「現実から乖離した者の発言以外の何ものでもない」と批判した。
SANA(10月10日付)が伝えた。
AFP, October 10, 2019、Anadolu Ajansı, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。
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