アラブ連盟は、トルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)を受けて、エジプトの首都カイロで緊急外相会合を開き、トルコに対して緊急の対抗措置を講じるよう加盟国に求める声明を発表した。
声明では、シリアの領土と独立の維持、国連安保理決議第2254号に基づくシリア危機の政治解決の必要が改めて強調される一方で、トルコに攻撃中止と撤退をう求めるとともに、連盟加盟国に対して、対抗措置として、政治、経済、文化、観光といった分野で措置を講じるよう呼びかけた。
一方、緊急会議会合では、アフマド・アブー・ガイス事務総長がシリアの加盟資格停止処分について「複雑な問題であり、さまざまな措置を講じる必要がある。また、そのために会合を開く必要がある」と述べた。
アブー・ガイス事務総長は「一部の国は、シリア政府が措置を講じ、事態を動かすよう求めている。シリアには責任、そして負担があり、シリアの加盟資格復活を目的とする会合を開く必要がある」と述べた。
AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。
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