トルコ軍と国民軍はシリア北東部で侵攻を続け11カ村を新たに制圧(2019年10月16日)

トルコ軍が反体制武装集団の国民軍とともに開始したシリア北東部への侵攻作戦「平和の泉」作戦は8日目に入り、トルコ軍はハサカ県タッル・タムル町および同地一帯、ラアス・アイン市および同市一帯、ラッカ県タッル・アブヤド市および同市一帯、アイン・イーサー市および同市一帯、アレッポ県アイン・アラブ市および同市一帯などへの爆撃・砲撃を続け、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

国民軍によると、トルコ軍と国民軍は、ラアス・アイン市近郊のヒルバト・ナイーマ村、アーリヤ村、アッターミーヤ村、ヒーラ村、タッル・アブヤド市西のムカッリタ村、キンディール村、タンヌーラ村、タンヌーザ村、ディームー村、アッブー村、ウスマーニーヤ村を制圧した。

シリア人権監視団によると、「平和の泉」作戦が開始されて以降の死者数は、シリア民主軍戦闘員が185人、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員が164人、トルコ軍兵士が9人。

また、民間人72人が死亡、30万人が戦闘地域から避難したという。

AFP, October 16, 2019、ANHA, October 16, 2019、AP, October 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2019、Reuters, October 16, 2019、SANA, October 16, 2019、SOHR, October 16, 2019、UPI, October 16, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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