イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるカフルナブル市森林地帯、カフルサジュナ村、トゥラムラー村一帯、マアッラト・ハルマ村、ウライニバ村、ナキール村を20回あまりにわたって爆撃した。
この爆撃で、ナキール村近郊で、イッザ軍の戦闘員3人が、クファイル村で女性1人を含む住民3人が死亡した。
シリア軍戦闘機も、ジスル・シュグール市およびその一帯、バシーリーヤ村、ジャーヌーディーヤ町、アイン・バーリダ村、クファイル村、アイン・アサーフィール村、シャイフ・スィンドヤーン村、マルアンド村、ナージヤ村、ザイズーン火力発電所一帯を爆撃した。
またシリア軍地上部隊はジスル・シュグール市、カフルナブル市、ナージヤ村、マルアンド村、ガッサーニーヤ村一帯、カフルサジュナ村、ラカーヤー村、スィフヤーン村、バーブーリーン村、ウンム・ジャラール村、ラッファ村、ムシャイリファ村などを砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を爆撃した。
シリア軍も戦闘機が同地を爆撃、ヘリコプターも「樽爆弾」で爆撃を行った。
さらに地上部隊もシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。
これに対して、反体制武装集団はジュッブ・アフマル村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカラ・ジュルン村、サルマーニーヤ村を砲撃した。
これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はジューリーン村一帯のシリア軍の拠点を砲撃した。
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ヒムス県では、ノールス研究センター(11月4日付)によると、タルビーサ市でシリア政府との和解に応じた反体制武装集団の司令官の1人タマーム・ハーシム氏が自宅前で何者かに撃たれて死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(イドリブ県4件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県4件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を18件(イドリブ県4件、ラタキア県7件、アレッポ県4件、ハマー県4件)確認した。
AFP, November 4, 2019、ANHA, November 4, 2019、AP, November 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 4, 2019、Nors for Studies, November 4, 2019、Reuters, November 4, 2019、SANA, November 4, 2019、SOHR, November 4, 2019、UPI, November 4, 2019などをもとに作成。
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