イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るカフルタハーリーム町でシャーム解放機構による強制捜査に抗議するデモが発生し、住民数十人が参加した。
デモに先立って、モスクの拡声器からは、シャーム解放機構による強制捜査が実施されるので、外出を控えるよう住民に呼びかけが行われていた。
デモ参加者は、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣の職員らを追放した。
また、イドリブ市、マアッラト・ヌウマーン市でも、カフルタハーリーム町でのデモに連帯するデモが行われた。
その後、シャーム解放機構は声明を出し、カフルタハーリーム町の諮問容疑会と同地での事態収拾にかかる合意を交わしたと発表した。
合意は、①カフルタハーリーム町の諮問法議会が町内のすべての検問所をシャーム解放機構に引き渡すこと、②自治関連機関をシリア救国内閣に移管すること、③指名手配者を引き渡すこと、④人民抵抗連隊の結成を支援すること、を骨子とする。
AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。
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