ハサカ県でトルコ軍・国民軍とシリア民主軍・シリア軍の交戦続き、トルコ軍の砲撃でシリア軍兵士3人死傷(2019年11月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市西のフッリーヤ村、ジャラン村一帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦、両村を奪還した。

これに対して、トルコ軍と国民軍は両村、ビールタマフ村、サアダ村を激しく砲撃した。

ANHA(11月15日付)によると、トルコ軍はまたタッル・タムル町近郊のタッル・マナーフ村を砲撃し、シリア軍兵士3人が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラーイー村近郊でトルコの支援おを受ける国民軍所属の東部自由人連合の車輌が発砲を受け、戦闘員3人が死亡した。

一方、ANHA(11月15日付)によると、トルコ軍は北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

このほか、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のアフリーン市とラーイー村・アアザーズ市間で13日と14日、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装武装集団を攻撃し、戦闘員4人を殺害したと発表した。

AFP, November 15, 2019、ANHA, November 15, 2019、AP, November 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2019、Reuters, November 15, 2019、SANA, November 15, 2019、SOHR, November 15, 2019、UPI, November 15, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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