シリア軍がダマスカス国際空港一帯でイスラエル軍によって発射されたと思われるミサイルを撃破、イスラエル軍もシリア領内から占領下ゴラン攻撃に向けて発射されたロケット弾を撃破(2019年11月19日)

スプートニク・ニュース(11月19日付)は、現地消息筋の話として、ダマスカス郊外県のダマスカス国際空港上空のシリア・レバノン国境と占領下ゴラン高原によって囲まれる三角地帯で、シリア軍防空部隊が、イスラエル軍によって発射されたと思われるミサイル複数発を迎撃し、そのほとんどを撃破した。

このミサイル攻撃に関して、治安筋は、イスラエル軍戦闘機複数機が、空対地ミサイル複数発でシリア南部の軍事拠点1カ所を狙ったが、シリア軍防空部隊がミサイルのほとんどを撃破したと語った。

SANA(11月19日付)は、ダマスカス国際空港近くで複数の爆発音が聞こえたと伝えた。

これに対して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官は声明を発表し、シリア領内から占領下のゴラン高原に向けて発射されたロケット弾4発をアイアン・ドーム防空システムで撃破したと発表した。

AFP, November 19, 2019、ANHA, November 19, 2019、AP, November 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2019、Reuters, November 19, 2019、SANA, November 19, 2019、SOHR, November 19, 2019、Sputnik News, November 19, 2019、UPI, November 19, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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