米国は25日のトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域への爆撃への関与を否定、トルコのシンクタンクはロシア軍の関与を指摘(2019年11月26日)

トルコのイスタンブールにあるジュスール軍事戦略研究センターは、11月25日にトルコが占領するアレッポ県北部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域各所に対する所属不明の戦闘機による爆撃に関して、ロシア軍戦闘機によるものだとの見方を示した。

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また、ディフェンス・ポスト(11月26日付)は、米中央軍の報道官の話として、米主導の有志連合はこの爆撃に関与していないと伝えた。

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一方、SANA(11月26日付)は複数の現地情報筋の話として、北・東シリア自治局の支配地域からトルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市を経由してトルコに石油を密輸しようとしていた石油トレーラー複数輌と石油精製施設複数カ所が破壊されたと伝えた。

SANAは誰が破壊したかは明らかにしなかったが、シリア領から石油を密輸しようとするいかなる行為に対しても相応の措置が講じられるだろうと付言している。

AFP, November 26, 2019、ANHA, November 26, 2019、AP, November 26, 2019、The Defense Post, November 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2019、Jusoor for Studies, November 26, 2019、Reuters, November 26, 2019、SANA, November 26, 2019、SOHR, November 26, 2019、UPI, November 26, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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