ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月5日付)を公開し、12月4日に難民2,082人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは1,498人(うち女性450人、子供763人)、ヨルダンから帰国したのは584人(うち女性175人、子供298人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は484,779人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者153,670人(うち女性46,489人、子ども78,669人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者331,109人(うち女性99,373人、子ども168,855人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
45カ国で難民登録したシリア人の数は6,670,431人(うち女性2,007,129人、子供3,401,920人)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 714,059人(うち女性214,520人、子供364,446人)となった。
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一方、国内避難民124人が新たに帰宅した。
うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは92人(うち女性20人、子ども43人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所を経由して帰還した92人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は37,501人(うち女性11,487人、子供17,045人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,306,209人(うち女性394,046人、子供660,811人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 5, 2019をもとに作成。
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