Categories: 諸外国の動き

米主導の有志連合報道官は「イドリブ県でいかなる爆撃も行っていない」と述べ、シャーム解放機構幹部殺害への関与を否定(2019年12月6日)

米主導の有志連合のマイルズ・コギンズ(Myles Caggins)報道官(米軍大佐)は、反体制系サイトのイナブ・バラディー(12月6日付)に対して、「有志連合はシリア北東部でいかなる爆撃も行っていない」と述べた。

イドリブ県では、3日に米主導の有志連合の無人航空機がアティマ村近郊を移動中の車を爆撃し、シャーム解放機構の司令官の一人でアルジェリア人のアブー・アフマド・ムハージル氏と随行者(身元不明)の2人を殺害していた。

その後、ドゥラル・シャーミーヤ(12月5日付)の特派員が爆撃現場を訪れ、米軍の高性能兵器の残骸を発見、その写真を公開、ベリングキャット(https://www.bellingcat.com/)がこの写真を転載し、爆撃で使用されたのが米極秘暗殺兵器RX9(ニンジャ)だと特定していた。

AFP, December 6, 2019、ANHA, December 6, 2019、AP, December 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2019、‘Inab Baladi, December 6, 2019、Reuters, December 6, 2019、SANA, December 6, 2019、SOHR, December 6, 2019、UPI, December 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts