ロシア・シリア軍がイドリブ県各所を激しく爆撃し、女性と子どもを含む市民21人が死亡(2019年12月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルタハーリーム町、ドゥワイラ村、シャイフ・バフル村、カフルナブル市、ハーッス村、バーラ村、ハルバ村、ブライジュ村、イブリーン村、バルシューン村、バイルーン村を爆撃した。

シリア軍も戦闘機が、カフルムース村、ハザーリーン村、バルナーン村、ファルワーン村、バルサ村、放棄された大隊基地を爆撃、ヘリコプターがディブス村、マアッルシューリーン村、マアッルシャムシャ村一帯、マアッラト・ヌウマーン市一帯、カフルナブル市、バザーブール村、バーラ村、イフスィム町、ハーッス村、ハザーリーン村、アブディーター村、カフルサジュナ村、カフルシャラーヤー村、タッル・マンス村、ジャルジャナーズ町一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

一連の爆撃により、バルユーン村では市場が狙われ、子ども3人と女性2人を含む市民9人が死亡、またアブディーター村で子ども3人と女性1人を含む市民5人、バーラ村で子ども1人と女性2人を含む4人、ブジュガース村で子ども1人、タッル・マンス村で女性1人を含む2人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がフワイジャ村、ハウワーシュ村、アリーマ町、マイダーン・ガザル村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県11件、ラタキア県12件、アレッポ県11件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を27件(イドリブ県13件、ラタキア県4件、アレッポ県10件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 7, 2019、ANHA, December 7, 2019、AP, December 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 7, 2019、Reuters, December 7, 2019、SANA, December 7, 2019、SOHR, December 7, 2019、UPI, December 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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