シリア軍はイドリブ県南東部のカトラ村を新たに制圧しトルコ軍監視所に迫る一方、サラーキブ市を爆撃し7人殺害(2019年12月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県南東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、カトラ村を新たに制圧、トルコ軍の監視所が設置されているサルマーン村から4キロの地点に到達した。

なお、この戦闘でシリア軍兵士15人、反体制武装集団戦闘員12人が死亡した。

一方、シリア軍戦闘機はサラーキブ市を爆撃し、女性2人を含む7人が死亡した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(12月21日付)によると、地中海沖に展開するロシア海軍の戦艦が、トルコ国境に近いトゥールラーハー村近郊に巡航ミサイル1発を発射した。

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アレッポ県では、ANHA(12月21日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市ハムダーニーヤ地区、第3000団地計画地区を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市近郊の街道で第4師団の兵士が何者かの発砲を受けて、2人が死亡した。

AFP, December 21, 2019、ANHA, December 21, 2019、AP, December 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 21, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 21, 2019、Reuters, December 21, 2019、SANA, December 21, 2019、SOHR, December 21, 2019、UPI, December 21, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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