シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者はビデオ声明を出し、イドリブ県での戦況に関して、「我々は体制打倒という段階を越えて、我々の宗教、我々の土地、そして我々の財産を付け狙う野蛮なロシアとイランの占領に対する解放独立戦争に入った」と述べた。
3分弱のビデオ声明の主な内容は以下の通り。
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「今日行われている虐殺と悲劇は、この戦争の一幕であり、我々にはこれに立ち向かう以外の選択肢はない。日々とは国家のように移り変わる。日に日に変わっていく。戦いとは、占領者に立ち向かうことを選び、解放に向けて努力した土地の持ち主の占領に対するありようがもたらす結果によって判断されるものだ」。
「我々には、占領者に立ち向かい、その不正や専制に対して不屈の精神を示す以外の選択肢はない。勝敗の理由は、我々のなかにある。我々の自己、侵攻、犠牲に対する普段の心構えにある」
「敵の前線の背後、製油所やガス田といった敵の経済の心臓部、空港などの軍事的深部を狙った特殊作戦を祝福したい」。
「アラブ湾岸諸国やトルコなど、地域、そして世界の諸国民はみな、この戦争の結果、すなわち、その政治、経済、安全保障、軍事に与える影響に対して責任がある。これにより、国際社会のカードが混ぜられ、この地域のパワーバランスが再編されることになるだろう」。
「敵と対峙する諸派のムジャーヒディーンすべてに謝意を示したい…。また国内避難民(IDPs)に支援の手を差し伸べてくれる人にも謝意を示したい」。
「アッラーと最後の日を信じてきた者は、武器を手にする力がある武器を取り、ムジャーヒディーンの隊列に加わろう。戦いは長く続き、我々には忍耐が必要とされる」。
AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。
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