トルコ軍はハサカ県の占領地から国民軍の複数部隊を撤退させ、リビアに派遣する見込み(2019年12月25日)

SANA(12月25日付)は、複数の住民筋の話として、トルコ軍がラアス・アイン市およびその一帯の占領地に展開させていた複数の「傭兵グループ」を撤退させていると伝えた。

「傭兵グループ」はトルコ軍の侵攻作戦(「平和の泉」)で同地に侵攻した国民軍所属組織のことで、それぞれ60人ほどから構成されているという。

撤退した国民軍戦闘員は、リビアに派遣されるものと見られる。

トルコ軍はまた、国民軍所属組織の一つとしてハサカ県に駐留していたイスラーム軍の戦闘員約100人を、イドリブ県東部に移動させた。

このほか、米軍ヘリコプター2機が、マーリキーヤ市近郊のハッラーブ・ジール村の空港に着陸、米軍士官複数人を撤退させた。

同空港は米軍が違法に占領を続けている。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts