ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのユーリ・ボレンコフ・センター長(中将)は、反体制武装集団に拉致されていた複数の地元住民から得た情報として、ホワイト・ヘルメットのメンバー複数人が、シャーム解放機構の護衛を受けて、アレッポ県カフルハムラ村、マアッラトミスリーン市、アリーハー市に塩素ガスを装填したボンベを持ち込んだことを確認したと発表した。
塩素ガスを持ち込んだホワイト・ヘルメットのメンバーは、欧州で訓練を受けた専門家だという。
ボレンコフ・センター長はまた、反体制武装集団がジスル・シュグール市とサラーキブ市の間に位置するラジオ・テレビ放送地区にも有毒物質を搬入し、シリア軍による化学兵器攻撃をねつ造しようとしていると付言した。
一方、SANA(1月27日付)は、シリア軍消息筋の話として、イドリブ県で活動を続ける反体制武装集団が、トルコの支援を受けてシリア軍による化学兵器攻撃をねつ造していると伝えた。
AFP, January 27, 2020、ANHA, January 27, 2020、AP, January 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2020、Reuters, January 27, 2020、SANA, January 27, 2020、SOHR, January 27, 2020、UPI, January 27, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…