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トルコのエルドアン大統領はイドリブ県での状況次第で軍事力を行使する可能性を示唆(2020年1月31日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イドリブ県とアレッポ県西部でシリア・ロシア軍が攻勢を続けていることを受けて報道向け声明を出し、シリア国内に駐留するトルコ軍部隊を撤退させる意思はないことを明らかにした。

エルドアン大統領は「シリアに駐留するトルコ軍部隊はアダナ合意に基づいている…。シリアでのいかなる変化も、トルコ国内と同じようにきわめて重要で、我々はイドリブ県をはじめとするシリア国内情勢を傍観することはなかったし、これからも傍観はしない…。我々は信念をもって言いたい。我々はシリアの安定実現を望んでいる。そのために必要なあらゆることを躊躇なく行う。そのなかには軍事力の行使も含まれる」と述べた。

アナトリア通信(1月31日付)が伝えた。

AFP, January 31, 2020、Anadolu Ajansı, January 31, 2020、ANHA, January 31, 2020、AP, January 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2020、Reuters, January 31, 2020、SANA, January 31, 2020、SOHR, January 31, 2020、UPI, January 31, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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