反体制系のハーブール(2月1日付)は、複数の地元筋の話として、サウジアラビアの使節団が数日前、米軍の護衛を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県に入ったと伝えた。
使節団の訪問は、アラブ系部族の部族長や名士と会談し、シリア東部でのイランの影響力に対抗する武装勢力の創設に資金援助を行うため。
サウジアラビアの使節団は米国の関係者とともに、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するハサカ市のハーブール公園でアラブ系部族の代表と会談、使節団は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するサナーディード軍(シャンマル部族のハミーディー・ダッハーム・ハーディー・ジャルバー部族長が指揮)、シリア民主軍と一線を画して活動するシリア・エリート部隊(アフマド・ウワイヤーン(アースィー)・ジャルバー氏が率いるシリア・ガド潮流の民兵)への資金援助と教練支援を行うことに同意したという。
教練は米国の民間軍事会社が請け負うという。
AFP, February 1, 2020、ANHA, February 1, 2020、AP, February 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2020、al-Khabur, February 1, 2020、Reuters, February 1, 2020、SANA, February 1, 2020、SOHR, February 1, 2020、UPI, February 1, 2020などをもとに作成。
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